脱石油依存への長い道のり
サウジアラビアの国王来日ということで、
1000人規模の随行団が話題となっている。
そんなことはどうでもいい。
サウジアラビアはてっきりお金持ちの国だと
思っていたが、このままだとヤバいかもしれない。
工業国になるにはインフラ整備が大事だ。
豊富な電力と水の供給が必要だが、あまり整備されていない。
そして、物流の効率化。道路や鉄道網の整備も必要だ。
特に鉄道が貧弱。
鉄道の本質は貨物であることを理解している人が少ない。
高速鉄道ばかりに目が行きがちだが、高速鉄道はある程度
輸送量が増えて、貨物と旅客を分離しないと捌ききれなく
なるぐらい発展している国じゃないと採算が取れない。
新幹線も最高時速で語られることが多いが、新幹線の本質は
旅客輸送力である。スピードを求めるなら航空機があるが、
とてもじゃないが新幹線の旅客輸送を航空機だけで賄うことは
できない。
結局、工業をするにはまずはインフラを整備することが大切だと
思う。
そして何よりも工業用水の確保をどうするのかなあ?
飲料水は淡水化装置で作れるけど、工業用水に必要な量を
製造するとしたら一大事だよ?
工業は安い水を大量に使えるから儲かるのであって、高い水を
使ったら勝負にならんのよね。輸入した方が安いとなってしまう。
工業生産って石油だけあってもダメなのよね。石油は一つの材料
でしかないので、そういうところからの整備が必要かなあ。
あと、公務員が多いので、現業分離してどんどん民営化して自活
するように仕向けないといつまでも餌を待つ鯉のまま。合理化が
必要だよね。そうじゃないとギリシャのようになっちゃう。
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