2017年3月16日木曜日

サウジアラビア サルマン国王陛下の来日

脱石油依存への長い道のり


サウジアラビアの国王来日ということで、
1000人規模の随行団が話題となっている。
そんなことはどうでもいい。

サウジアラビアはてっきりお金持ちの国だと
思っていたが、このままだとヤバいかもしれない。

工業国になるにはインフラ整備が大事だ。
豊富な電力と水の供給が必要だが、あまり整備されていない。
そして、物流の効率化。道路や鉄道網の整備も必要だ。
特に鉄道が貧弱。

鉄道の本質は貨物であることを理解している人が少ない。
高速鉄道ばかりに目が行きがちだが、高速鉄道はある程度
輸送量が増えて、貨物と旅客を分離しないと捌ききれなく
なるぐらい発展している国じゃないと採算が取れない。

新幹線も最高時速で語られることが多いが、新幹線の本質は
旅客輸送力である。スピードを求めるなら航空機があるが、
とてもじゃないが新幹線の旅客輸送を航空機だけで賄うことは
できない。

結局、工業をするにはまずはインフラを整備することが大切だと
思う。

そして何よりも工業用水の確保をどうするのかなあ?
飲料水は淡水化装置で作れるけど、工業用水に必要な量を
製造するとしたら一大事だよ? 
工業は安い水を大量に使えるから儲かるのであって、高い水を
使ったら勝負にならんのよね。輸入した方が安いとなってしまう。

工業生産って石油だけあってもダメなのよね。石油は一つの材料
でしかないので、そういうところからの整備が必要かなあ。

あと、公務員が多いので、現業分離してどんどん民営化して自活
するように仕向けないといつまでも餌を待つ鯉のまま。合理化が
必要だよね。そうじゃないとギリシャのようになっちゃう。




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